復職看護師におすすめの職場
潜在看護師は意外に多い
結婚や出産を機に看護師の仕事から離れてしまう人も少なくありません。看護師の資格を持っているのに看護師として働いていない人のことを「潜在看護師」と言いますが、厚生労働省が行った調査によると、この潜在看護師の数は平成25年度の時点で約71万人にもなっていたそうです。その中には看護師として再び働きたいと考えている人も多いのですが、ブランクがあることを不安に思ってなかなか復職に踏み出せない人もいるようです。ここではブランクがある看護師も働きやすい職場をいくつか紹介します。
慢性期病棟や療養が中心の病棟
患者さんがたくさん訪れる救急外来や急性期病棟は、患者さんの状態もどんどん変わるため、的確な判断や迅速な対応が求められます。そのため、ブランク明けの復職先には不向きだと敬遠する人もいます。仕事に慣れることからはじめたい人は、患者さんをじっくりと看ることができる慢性期病棟や療養が中心の病棟がおすすめです。スピードではなく基本的な看護業務が求められるので、徐々に仕事に慣れていけるでしょう。
ブランク歓迎の職場
復職を目指している看護師に向けてカムバック制度を設けている病院やブランクありの看護師を歓迎している病院では、スムーズに復職できるように研修制度を設けています。しっかりと教育や研修を受けてから仕事をスタートできるので不安もなくなりますし、研修で診療科の垣根を越えて未経験の分野にチャレンジできるので、看護師としての成長にもつながります。
時短勤務ができる職場
ブランク明けでいきなりフルタイムで働くのは体力的にも厳しいため、復職先には日勤のみを希望する人や曜日や時間帯をある程度固定して働くことを選ぶ人も少なくありません。フルタイム勤務が難しい人には正社員が多い職場よりもアルバイトが多く在籍している職場の方が働きやすいでしょう。時短やシフト勤務の体制が整っているので、育児中でも無理なく働くことができるからです。また、同じような境遇の人が多いと仲間意識が芽生えて精神的な励みにもなるので、「働きやすい」と感じます。
日勤のみの職場
働く時間が限られているのであれば外来や病棟ではなく、日勤のみの仕事を選択するのもひとつの方法です。たとえば、デイサービスなら夜勤もなく医療行為も最小限ですみますし、健康診断センターなら緊急対応がないので落ち着いて仕事ができます。また、採血業務が中心の献血センターは健康な人を相手に仕事をするので、看護師特有の精神的な負担もそれほど多くありません。ただし、このような職場は人気があり応募倍率も高いため、求人が募集されていてもすぐに決まってしまいます。
転職活動を始める前にチェック!
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数ある診療科の中でも人気なのは
たくさんある診療科の中でも特に人気があるのが「皮膚科」「内科」「小児科」ですが、診療科ごとに仕事内容や働き方は異なります。労働条件だけを重視するのではなく、「何を目指すのか」を明確にしてから選んだ方が本当に自分に合う職場を見つけることができます。
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ブランクありの看護師が求人を探すコツ
ブランクがある人にとって、仕事に早く慣れることはもちろん、働きやすい職場環境も重要です。仕事は周りの人に教えてもらったりフォローしてもらったりしながら覚えていきますが、ギスギスした雰囲気の職場の場合気軽に質問できないので、仕事に慣れるどころか続けていくのも厳しくなってしまう可能性があります。教育制度がしっかりしている職場や、自分と同じような環境の人が多く働いている職場は周囲の理解が得られやすく働きやすいでしょう。
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復職看護師におすすめの職場
看護師は女性の比率が高いため、結婚や出産を機に職場を離れる人も多いのです。看護師の資格を持ちながらも看護師として働いていない人のことを、潜在看護師と言います。潜在看護師の数は現在約71万人にも上っていますが、その中には復職を考えている人もいるでしょう。しかし、「ブランクがネックになってなかなか復職に踏み出せない」という人も多いのではないでしょうか。ここでは、ブランクを不安に思っている潜在看護師でも働きやすい職場をいくつか紹介していきます。